とくし丸

販売パートナー紹介

日々の現場で、販売パートナーとして活躍するみなさんの声をご紹介します。年齢も性別も、これまでの人生経験も様々な販売パートナーさんたちですが、それぞれのスタイルで活躍している様子をぜひご覧ください。

菊田敏雄さん

福島県(いちい)

Q この仕事で大事にしていることは?

お客さんから感謝され喜ばれる仕事だと、日々感じています。ですので、ひとりでも多くの方と出会って、目の前のお客さんに喜ばれる仕事をやっていきたいなと思います。

例えば、お客さんの中に血圧が高めの方がいて、「ちょっと塩辛い魚が食べたいの」と言われたときも、相手の健康面を考えながら、できるだけ血圧に影響がないような商品選びを意識してアドバイスしています。あるお客さんには、「私、とくし丸さんが来ないと生きていけないの」と言われ、本当に胸がギュッとなって、なんとも言えない気持ちになりました。このような方のためにもこれからも長く続けていきたいですし、お客さんにも少しでも長生きしていただいて、美味しいものを届けていきたいと思っています。

Q お客さんとのエピソードを教えてください。

一人暮らしのお客さんから「昨日あたりから歯が痛くなってきたんだけど、歯医者に行かないとダメかね?」という会話があり、試しに自分も長年愛用している薬用の歯磨き粉を紹介してみました。次の訪問のときに歯の調子を尋ねると、「いや~とてもよかった!おかげで歯医者に行かなくて済みましたよ♪」と満面の笑みで喜んでくれました。大事に至らず良かったです。

Q 見守りに関する事例があれば教えてください。

ある日、お客さんのところに訪問すると、窓のカーテンが空いていたので、いつものように音楽かけながら準備していたんですがお客さんが出てきません。ピンポンを押しても反応がなく、玄関を開けて何度か呼びかけていると、近所の方が「私も様子がおかしいと思ってとくし丸さんがくるのを待ってたの」と駆けつけてくれました。自分が玄関で待機し、近所の方が家の中を確認するとトイレでぐったり倒れていたため、救急車をすぐに呼んで搬送してもらいました。今では退院されて、通常通りお買い物をしていただいております。お客さんには「あの時は本当に助けてもらいました」と感謝の言葉をいただきました。

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山岸美香さん

埼玉県(矢尾百貨店)

Q 開業までの経緯は?

当時、電力会社の検針員の仕事をしていましたが、その仕事が2020年に全面廃止になることを知らされ、母子家庭で仕事がなくなるのでどうしようと思い悩んでいた時に、たまたまテレビをつけたら…

「ガイアの夜明け」でとくし丸の特集が流れていました。その後も立て続けにとくし丸の番組を2回ほど見て不思議な縁を感じ、貯金も少しあったためHPからメールで問い合わせをしました。問合せをして、埼玉では現在募集していないと返答をもらった3時間後、とくし丸の住友さんから提携スーパーが決まり、販売パートナーを募集することになったとの電話を受け、家族と相談後、開業を決断しました。実家の家族にはびっくりされましたが、息子と以前から「とくし丸っていいよね」という話をしており、「売上が伸びなくて今より貧しい生活になるかもしれない」と相談したところ「それでも良いから挑戦した方がいい」と背中を押してもらいました。

Q 販売パートナーという仕事のやりがいは?

まず、お客さんにご安心いただけるよう、第一印象を良くして、どんな時も笑顔でお声掛けするよう心がけています。やりがいは、いつも「ありがとう」と言ってもらえる仕事だということです。販売にいくと「山岸さんが来るのを待ってたんだよ」と声をかけてもらえて、なかなかそんなことを言ってもらえる仕事はないと感じています。おばあちゃんたちから可愛がられ、押し売りすることもなく、ノルマもなく、本当に毎日楽しく働いています。

収入に関しては、さすがに開業当初は前職の方がよかったですが、今は必要経費を引いてもとくし丸の方がいいです。昨年のお正月の時期は1日に20万円売り上げたこともありました。お客さんから、個別に注文を沢山いただけて、もちろん準備は大変でしたが嬉しかったですね。

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福島慎太郎さん

広島県(Aコープ西日本)

Q 販売パートナーという仕事のやりがいは?

お客さん一人一人に会って、喜んでくださる笑顔に直接触れられるのがやりがいになりますね。皆さんの助けになれている、と実感できる。また、一対一だけでなく、お客さん同士が…

自然に触れ合う憩いの場を作れている、というのもあります。一部の方には、自分の仕事が、生活を支える役割になっているんだなと思います。大げさかもしれませんが、本当の意味での働きがい、生きがいを感じます。前職の百貨店勤務時代から大事にしている「お客様第一」の姿勢は、今も自分の中で大切にしています。小さな話では、自分でチョイスした品物がお客様の欲しい商品だったときは嬉しいです。

Q この仕事の大変なところは?

大雨の中での販売は気持ちも体も正直凹みます。ただそんな中でも、楽しみにしてくれている方がいるので“弱音は吐けない”とモチベーションを下げずに営業しています。もちろん「安全第一」ですから、警報が出て、いよいよ危険な場合は「お休み」させてもらう場合もあります。でもそんな時も、お客さんに電話でその旨お伝えし、了解を得るようにしています。

Q お客さんとのエピソードを教えてください。

とくし丸ではもちろん旬の野菜をいっぱい売りに行っていますが、逆にお客さんからいただくことも多いんです。自宅の冷蔵庫は常時野菜でいっぱいです。(笑)お客さんの作った野菜を、頼まれて他のお客さんに持っていくなんてこともありました。

失敗談としては、扉を支えるバーの油圧ポンプが壊れてしまい、モップの柄で支えて営業した時期があったんですが、お客様との話の種にもなり盛り上がりました。

Q これから開業を考えている人たちに向けて

ベテランでもないので大きいことは言えませんが、“自分で決断したこと”というのは大きいです。誰でもネガティブになることはありますが、弱音を吐きそうなときも、この決断がいつも心の支えになっています。例えば、売り上げが悪いときは、売れないのはお客さんが欲しいものを欲しいタイミングや値段で持って行けてないから、というように理由を冷静に分析し、前向きに考えるようにしています。

働き方に関しては、組織の中でなく、“チームワークの中で仕事をしている”ので不満や愚痴などは出てきません。チームメイトであるスーパーのスタッフさんたちは売れ筋とかおすすめ品をすごく教えてくれて、とても協力的ですし応援してくれています。もちろん、この仕事にやらされ感は一切ないですね。

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神崎由美さん

香川県(キョーエイ)

Q とくし丸で開業を決めた理由は?

まずは、経済的に自立したいという考えがあり(個人事業主としての)独立を考えていた際に、興味を持ったのがとくし丸でした。実際にとくし丸での開業を決意した決め手は、すでに活躍していた…

先輩の販売パートナーさんへの同乗体験です。開業の検討段階で、女性の若い販売パートナーさんの現場に同行させてもらったのですが、どの訪問先でも(とくし丸を)お客さんが楽しそうに待っている姿を見て、本当に素晴らしい仕事だと感じました。その日は真冬の寒い日にもかかわらず、あるお客さんの駐車場に入っていった時に、すでに縁側に出て笑顔で待ってくれているお客さんの姿がとても印象的でしたね。

また、最初はけっこうハードで男性向きの仕事だという印象がありましたが、若い女性も活躍されており、自分にもできるんだという自信につながりました。

Q お客さんとのエピソードを教えてください。

自分の仕事を理解してもらうために、小学4年生の娘を隣に乗せていったことがあるんです。そしたら、おばあちゃんたちが娘を可愛がってくれてお菓子などいただいて。中には、何度も手作りのお菓子を作って私に持たせてくれる方もいました。後日、小4の娘がお礼の手紙を書いたんです。

「〇〇さん、いつもお菓子ありがとう。〇〇さんのお菓子をもらうとすごく元気が出る。またとくし丸で会おうね」という3行の簡単な内容だったのですが、お客さんに渡すと、お手紙をもらうこと自体が久しぶりだったとのことで、とても喜んでくれたんです。お客さんが自分の子供との交流を楽しんでくれたのが嬉しかったですね。

また、私の仕事内容を知ったことで、娘の態度が変わってきたんです。自ら手伝いをするようになったり、「仕事って大変だけど面白いんだね」などと言ってくれたりします。

Q 販売パートナーという仕事のやりがいは?

収入に関しては、前職のカフェのパートのときに比べ開業10ヶ月現在で3~4倍になりました。何より、お客さんが自分のことを待っていてくれて、喜んでもらえる上に、それが自分の収入にも繋がることにやりがいを感じます。お客さんにはよく、「あなたが来てくれて本当に助かるわ、逆にあなたが病気になったら本当に困るからね」と言われるので、自分自身の存在価値を認識できる喜びとともに、身体と車両のメンテナンスはとても大事にするようになりましたよ。

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永野守さん

福岡県(アスタラビスタ)

Q 開業を決めた理由は?

とくし丸が「カンブリア宮殿」で取り上げられていたのを見て、直感的に“早い者勝ちだ!”と思いましたね。その日の夜にはとくし丸本部に問い合わせをしました。

もともと個人事業主としての独立は希望していたし、(テレビで事業内容を知り)とくし丸の事業は世の中のためになる仕事だと感じました。タイミングとしては当時62歳だったこともあり、今しかない!と開業を決めました。ところが、家族へ相談すると奥さんに「なんで?」と言われたんです。再雇用で仕事も続けていたので、独立するということへの不安もあったのだと思います。なので、いろいろ説得するための材料を準備して、最終的には納得してもらいました。

Q この仕事の大変なところは?

1日の稼働時間も長く、やはり体力的にはけっこうきついです。今は週6日稼働しているので、もし体に何か異常があっても、なかなか病院に行く時間も取りにくいですね。お客さんに迷惑をかけず長く続けていくためにも、今後は月に2回くらい週休2日にするなども検討していきたいです。

あと、個人的に苦労したのは商品知識が一切なかったことです。以前は全く違う業界にいたので、まずは商品を知るところからでしたね。開業前に3週間ほど拠点店舗で品出しなどの研修をさせてもらい、商品のことを知れたのはとてもよかったです。販売に行き始めてからは、おばあちゃんのリクエストを都度メモするようにして、次回必ず持っていくようにしました。

Q 永野さんが考える、この仕事に向いている人物像は?

人物像とまではなかなか言えないですけど、私自身はこの歳(62歳)で販売パートナーの仕事を始めてよかったと思っています。とくし丸のお客さんは、ちょうど自分の親と世代が同じ方が多く、どうしても重なりますね。親の話をすることで、共通の話題ができてお客さんに寄り添えます。また、私が販売しているエリアは坂が多いので、荷物を運んであげたりというのもよくありますが、ちょっとした気遣いは大事ですよね。

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販売パートナー金本さんの奥さん

徳島県(キョーエイ)

Q 開業前に心配したこと、不安だったこと

車両の購入費を準備できるかどうか不安でした。公庫・銀行からの借入も検討しましたが、幸いにも前職の退職金でまかなうことができました。また、(引継ぎ開業だったため)いつ開業ができるかがまだ不明だった頃は、前職をタイミングよく退職できるのかも心配していましたが、夫が会社と相談の上で理解してもらえたようです。

金本さん家族写真
金本さん家族写真2

Q ご家族が販売パートナーとして開業してよかったこと・大変なこと

我が家は共働きで、夫の前職は土日や夜も勤務が必要なサービス業だったため、家族揃って過ごす時間が取れない事や、運動会などの子どもの行事に夫が参加できないことが多いのが悩みでした。個人事業主である「とくし丸」の仕事を始めたことで、家族との生活リズムが合うようになったことや、休日を自分で設定できるなど子どもの行事に参加しやすくなった事が一番のメリットでした。

収入面での心配も今のところありません。夫の年収としては、サラリーマン時代より上がっていますし、自分の頑張り次第で収入が上がることがモチベーションになっているようです。実際、開業以来、月収は徐々に増えています。サラリーマンから個人事業主に変わることで、税金や保険関係で変わることが多いですが、とくし丸本部やTサポート(SM本部)さん、他の販売パートナー仲間からアドバイスをしてもらえることもあり、安心できました。

買い物難民の方のお役に立つという、社会貢献度の非常に高い仕事であり、子どもや両親たちも、今の仕事を誇りに思っています。お客様からも感謝していただくことが多いため、夫も気持ちよく仕事をさせてもらっています。(余談ですが、お客様からうちの子どもに手づくりのオモチャをいただいたり、野菜などのおすそ分けをいただいたりと・・・家族ぐるみでお付き合いをさせていただいてる方もおり、まるで親戚が増えたかのような気持ちになっています)

夫は今まで家で料理をすることはほとんどなく、例えば調味料の“みりん”も知らないような人でした。しかし、「とくし丸」の仕事を通じで、ベテラン主婦のお客様たちと食材や日用品の会話をする事が増え、献立作りなどに興味を持ってくれるようになりました。今では、作りたいメニューを伝えておくと必要な食材・調味料を一式買っておいてくれたり、お客様との会話で挙がった旬の果物などを子どもに食べさせてくれたりと、予想外に助かることが増えました。

大変なこととしては、代わりのきかない個人事業主のため、健康管理に関してはいっそう気を遣っています。あとは、サラリーマン時代にはあった保障や退職金がなくなるので、自分たちで対策をしておく必要もありますね。

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佐藤宏さん東京都(ベニースーパー)

Q 自分らしい働き方とは?

幼い頃から人と触れ合うことが好きだったので、前職はファミリーレストランに就職しました。仕事を始めて間もない頃は、クリスマスに赤いテーブルクロスを引いて演出をしたり…

バースデイサービスを企画したりと楽しく働いていました。でも管理職になるにつれ、売上を増やすための数字に追われるし、度重なる転勤により親しい友人もできず……。そんな状況の中で(自分の生活に)人生の虚しさを覚え、悩んでいた矢先にとくし丸と出会いました。とくし丸を始めてからは、仕事のペースや休みを自分で決められるので、ストレスもなく満足しています。例えば、朝の商品の積み込みは大変なんですが、「あのおばあちゃんにどうかな?」などと、買っていただけそうなお客さんを想像しながら作業すると、楽しい仕事になってきます。収入に関しては、前職の1.8倍ほどに増えました。

Q お客さんとのエピソードを教えてくだい。

敗談なんですけど、急な坂道でメロン2個とスイカを落として傷つけてしまったことがあります。でもその後自分でそれらを買取り、お客さんに試食をしてもらって、次回の売上に繋げることができました。

他には、80~90代のお客さんが多く、長生きされているのに、まだまだ食べたことのないものがたくさんあることを販売する中で知りびっくりしました。そこで、珍しい果物を紹介したり、お客さんの好みをしっかり覚えてそれをとくし丸に並べてみたり。とにかく、お客さんが新しい美味しさに出会えるよう日々工夫しています。

Q 見守りに関する事例があれば教えてください。

昨年7月頃、いつものお客さんのお宅に訪問したら、ベランダで動けなくなっているおばあちゃんを発見しました。暑い時期で熱中症の心配があると思い、すぐに地域包括支援センターに電話をして対応してもらい、事なきを得ました。その後おばあちゃんの娘さんからお礼のお電話までいただき、とてもありがたかったです。

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堀内 達朗さん 1971年生まれ(2018年9月開業)茨城県稲敷市 セイミヤ

前職: ハンバーガーチェーンの店舗運営や本部スタッフ

過疎化が進む地元に20年ぶりにUターン開業、その結果ははたして?

ハンバーガーチェーンで店舗、本部と20年以上勤務してきた堀内さん、ある事情で茨城県稲敷市の実家にUターンすることに。しかし、20数年振りに戻った地元では想像を超える過疎化が進んでいました。きっかけは母親がスーパーの店頭で見つけてきた1枚のポスター。
「こんなにも買物に困っている人がいるのに商売が成り立たないはずはない」との確信で一念発起して開業へ。万全な準備と周囲の応援もあって、開業から半年で全国のとくし丸の中でもトップ級の売上に。開業から8ヶ月経過した堀内さんの心のうちは?

 

 

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