個人事業主事業説明会実施
とくし丸
note

とくし能登半島地震に伴う救援活動
日々の支援レポート

2024年1月17日(水)

メンバー:5名

活動スケジュール
10:00 ホテル出発
10:10-10:54 アルビス羽咋宝達志水店 商品調達
ジャーナリストの津田大介さん、青木理さんと合流。お二方は本日終日同行され、取材活動を実施
14:12-14:22 1件目:新保集会所(3名)
┗夜間は住民の方が集まるが、日中は無人。すぐそばの住民の方がいらっしゃった
14:29-14:50 2~4件目:新保地区の個人宅(約20名)
┗マイクで放送をかけながら地区内を低速走行。3箇所で停車して支援実施
14:55-15:03 5件目:白丸公民館(運営職員さん数名)
┗60人が避難しており、応援自治体が運営している
15:05-15:13 6件目:白丸地区の個人宅(2名)
┗通行中の被災者の方から呼び止められ停車
15:20-15:40 7件目:立壁集会所(仕切り役の方2名)
┗14人が避難。被災者の方同士が支え合って運営している避難所
15:41-15:52 8件目:四方山地区集会場(6名)
┗近隣住民の方がいらっしゃった
16:04-16:12 9件目:赤崎コミュニティセンター(1名)
┗15人が避難している避難所
16:16-16:23 10件目:比那集会所(5名)
┗男性のみ5名が避難している
17:03-17:30 能登町役場
┗本日の活動報告を実施
┗津田さん・青木さんと能登能登町長さんと会話。とくし丸の支援に対して、町長さんから謝意をお伝えいただいた
19:58 ホテル帰着、片付け作業
22:00 マックスバリュ羽咋店でのピッキング、積込完了

本日の活動内容
●購入品について
・「ごはんのお供」のレパートリーを増やして調達。
・電気が復旧している地区が一定あるため、鮮魚も需要があると推測し、「お寿司」「刺身」を購入品目として復活させた。

●訪問先について
・本日は行政の先導無し。
・昨日まわりきれなかった能登町内の避難所6箇所を中心に訪問。

●(株)コモからの支援物資について
・60人が避難している白丸公民館に人数分お渡しした。

●個人の方から支援いただいた支援物資について
・便器に簡単に設置できる「トイレ消臭剤」を立壁集会所に約30個お渡しした。
(1ヶ月間効果が持続する物で、大便器用/小便器用がある)

現場の声
●リクエストがあった商品、人気があった商品
・お寿司、お刺身
・納豆
・ふりかけの「ゆかり」
・調味料全般
┗自宅避難されている方はお家で料理を作られるため
・果物
┗特にいちご、要冷蔵のカットフルーツ(パイン・メロン)
・パン
┗「支援物資として来なくなってしまった」との声が複数箇所で聞かれた
・クリームを使ったスイーツ
┗要冷蔵のスイーツは支援物資としてはほぼ来ないため

・お刺身でぶりを持って行ったところ、「本当は正月のごちそうでぶりを食べようと思っていたけど叶わなかった。今晩のごちそうにしたい、ありがとう」と涙を流される男性の姿があった。
・引き続きごはんのお供に人気が集まった。ふりかけの「ゆかり」や「お茶漬けの素」など。「農村地帯でお米はあるが、味に変化を付けたいので助かる」との声が複数聞かれた。
・男性の方が多い停車箇所では、お寿司・お刺身・中華惣菜が人気だった。
・能登町はほぼ全域が現在も断水。しかし本日の訪問先では「水のいらないシャンプー」は支援物資として行き届いていたため、昨日ほどの需要は見られなかった。

気づき・学び
・道路事情の改善はまだまだ進んでいない。隆起や陥没が随所にあり、スピードダウンを余儀なくされる所が片道あたり数十箇所。
・本日は出発が遅かったこともあり(羽咋市を11時出発)、渋滞が少なく羽咋市~能登町新保まで2時間10分程度で到達した。昨日は羽咋市~能登町役場まで2時間50分を要していた。なお、能登町新保は能登町役場から25分ほどかかる所にあるため、役場までは実質1時間45~50分程度だったことになる。
・避難所では、全員に公平に行き渡らせられるかがかなり重視される。60名いる避難所に「お寿司が5パックあります」と言ってもあまり歓迎されない。「10個入りのみかんが10袋ある」という方が、全体に行き渡るため喜んでいただける。
・昨日同様、地区ごとに支援の濃淡が見られ、十分な物資/不足している物資には差がある。
・住民のリーダー的存在の方から近隣に声を掛けてもらった方が人数が集まりやすい。キーマンを早急に見つけ、ご協力をお願いするとより多くの方に支援を行うことができる。

明日の予定
・珠洲市で活動。
・初訪問となる避難所を中心にまわる予定。
・・明日まで津田さん・青木さんが同行され、取材を継続実施。

note