No.2019-9-24
「表現の不自由展・その後」の、その後。
あいちトリエンナーレ2019が開催されている。話題になった「表現の不自由展・その後」の扱いに反応した何人かの作家が、自らの作品の展示方法を変えた。
キューバ生まれの36歳。レにエール・レイバ・ノボさんの作品は、本来の絵画を、連日話題になった当時の新聞記事でそっくりくるめている。そしてオブジェは、真っ黒なシートでくるまれている。
https://aichitriennale.jp/artwork/T10.html
今回は「作品を撤去」するのではなく、その作品の前で「議論する」ということをやれば良かったんじゃないか。公の場で、それぞれの意見を出し合って、相手の考えも聞いた上で、そこから導き出せる答え(結果)にどこまで近づけるか、試してみれば良かったんじゃないか。
名古屋市長の河村たかしさんも出てきて、作品の前で何がいけないのか、ぜひ説明をしてほしい。また、その反対側にいる主催者意見も聞いてほしい。
打ち解けなくてもいい、でも、そういったお互いの視点があることを知るところから始めよう。折角の作品を閉ざすことになった作家の思いは、いくばくか。